日々、頑張ってスキンケアをしていても環境の変化やストレス、間違ったスキンケア方法など、さまざまな要因で肌荒れしてしまうことがありますよね。そんな時はどんな化粧水を使用してケアをすればいいのでしょうか。
この記事では、肌荒れしてしまったときにおすすめな化粧水や、化粧水の選び方についてご紹介します。適切な化粧水を選んで、肌トラブルを改善しましょう。
肌荒れが起きてしまう原因
まず、肌荒れが起きてしまう原因を解説します。肌荒れは出来るだけ回避したいものですが、気を付けていてもどうしても起きてしまうもの。原因となるものを避けて、肌荒れしないように気を付けましょう。
ストレスや生活習慣の乱れ
ストレスや生活習慣の乱れは肌荒れを引き起こしてしまいます。ストレスが原因でホルモンバランスが崩れてしまいます。またストレスが増えると、ストレスホルモンであるコルチゾールが増加し、皮脂の減少や炎症が起こります。
さらに、ストレスで血流が乱れ肌の新陳代謝が悪くなり、肌細胞の回復機能が弱まってしまいます。その結果、肌荒れやニキビ、湿疹が出やすくなってしまいます。
また、ストレスが生活習慣を乱し、不規則な生活サイクルや栄養バランスの悪い食生活や睡眠不足、運動不足も肌荒れを招く原因となります。
肌への刺激
肌への直接的な刺激も肌荒れの原因になってしまいます。例えば、日々のメイク時の摩擦によるダメージや洗顔やクレンジングの際のダメージなどです。
肌に直接触れるときは、なるべく力を入れずに優しく撫でるようにすることが理想です。
洗顔やクレンジングは肌をゴシゴシと擦らず、タオルドライをするときにも擦らずに押し当てるようにしましょう。
またこのような直接的な刺激の他にも、紫外線や花粉が肌への刺激になっている場合もあります。日焼け止めや日傘などで紫外線対策をして肌を守りましょう。
肌の乾燥
肌の乾燥も肌荒れの原因の１つとして考えられます。肌が乾燥すると、皮脂のバランスが崩れて肌のバリア機能が低下し、上記のような外部からの刺激に弱くなります。刺激に弱く敏感な肌は、かゆみや赤み、ひび割れなど様々な肌荒れを引き起こします。
乾燥した肌は新陳代謝が悪く、ターンオーバーも正常に行われなくなり、結果として毛穴つまりや肌のざらつきを引き起こしてしまう可能性もあります。肌の乾燥は色々な肌荒れの原因となるといっても過言ではありません。
肌荒れした時の化粧水の選び方
気を付けていても肌荒れしてしまった時は、どのような化粧水を選んでケアをすればよいのでしょうか。
次に、肌荒れしてしまった時の化粧水の選び方のポイントをご紹介します。
保湿成分がたっぷりな化粧水
前述したように、乾燥は肌荒れの原因の１つです。乾燥による肌荒れは乾燥性敏感肌とも呼ばれ、肌の水分と油分が不足している状態を指します。この状態では、肌のバリア機能が低下し、外部刺激に敏感に反応しやすく、かゆみや赤み、ざらつき、粉を吹くなどの症状が出やすくなります。
この繊細な肌を改善するためには、何よりも保湿が非常に大切です。肌に優しい成分を選ぶ際には、肌にすばやく浸透するセラミドや、肌に潤いを与えるヒアルロン酸やコラーゲン、角質層の水分量を増やすアミノ酸などの成分を選ぶと効果的です。
炎症による肌荒れに効果的な化粧水
肌荒れの１つにニキビや湿疹などがありますが、そんな肌荒れに効果的なのは保湿成分や、抗炎症・鎮静成分が含まれている化粧水です。
化粧水によっては保湿成分と抗炎症・鎮静成分のどちらも含まれている製品もあります。特に極度の乾燥肌では、皮脂の過剰な分泌がニキビの原因になることもあります。そのため、皮脂を取りすぎるケアに走りがちですが、実はしっかりと保湿することが重要です。
抗炎症・鎮静成分としては、グリチルリチン酸、アラントイン、トラネキサム酸などが効果的です。
また、植物由来の成分も、肌荒れを鎮静化させる優れたものが多く存在します。例えば、アロエ、カミツレ、オウレン、茶葉エキスなどは、肌の状態を整えてくれます。
敏感肌で、自然由来のものがいいという方は試してみて下さい。
刺激になりにくい化粧水
肌に対して刺激を与える可能性のある成分としては、防腐剤として使われるパラベンや、化粧品の保存期間を延ばすために使われるアルコール類（エタノールなど）が挙げられます。
これらが配合されていない、刺激の少ない化粧水を使用しましょう。しかし、刺激が少ないとされる成分でも、肌荒れを引き起こしてしまう場合もあります。
例えば、肌に優しいといわれる植物由来の成分でも、肌質や体質によっては特定の植物由来成分が合わず肌荒れしてしまう場合があります。
その場合、使用している化粧水の成分表と過去の化粧水の成分を比較し、何が刺激を引き起こしたのかを調べることが重要です。手間がかかるかもしれませんが、この作業を通じて自分の肌に影響を与える成分を知ることができます。
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肌荒れに有効な美容成分
次に肌荒れに効果的な有効成分をご紹介します。以下の成分が含まれている化粧水を使用すると、肌トラブルが改善されるかもしれません。
セラミド
セラミドは主に表皮の細胞間の隙間を埋める役割を果たし、肌の保湿やバリア機能を維持するのに重要な役割を担っています。セラミドは、水分を抱え込む性質を持っていて、皮膚の水分を保持し、外部からの刺激や乾燥から肌を守る働きをしています。化粧水には天然セラミド、ヒト型セラミド、合成セラミド、植物セラミドなどが配合されています。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸もまた肌のうるおいを保つ重要な成分で、その高い保水力から肌のハリや潤いを守る働きがあります。分子の大きさから角質層に直接浸透することはできませんが、多大な水分を保持する性質を持っています。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体はビタミンCの効果を安定させ、肌のコラーゲン生成をサポートするほか、皮脂量の調整や新陳代謝促進にも効果を発揮します。肌荒れやニキビ、色素沈着などにも効果的ですが、水溶性や油溶性に分かれ、リン酸型ビタミンC、アスコルビルエチル、アスコルビン酸グルコシドなどの形で見られます。
グリチルリチン酸
甘草の根から抽出されるグリチルリチン酸は抗炎症や抗アレルギー作用があり、ニキビ用のスキンケア製品に広く利用されています。名称は異なりますが、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ニカリウム、グリチルリチン酸2Kは同じ成分を指します。この成分は様々な製品で使用され、その抗炎症作用から幅広い肌トラブルに対処するのに役立ちます。
化粧水を選ぶときの注意点
肌に優しく刺激も抑えれている敏感肌用の化粧水は、安心感がありますがその表記が全てを保証するわけではありません。
製品には様々なテストが施されますが、それが自分自身の肌質に必ずしもマッチするとは限りません。パッチテストやアレルギーテストが行われていても、肌に合わない可能性があるんです。肌が荒れている場合は、製品を試す前に自分の肌でパッチテストを行うようにするとより安全です。異常が見られた場合は即座に使用を中止しましょう。
また、肌荒れが改善しない場合は市販のものではなく、専門の医薬品を検討したり思い切って化粧水の使用を控えることも必要です。肌荒れがひどい場合は、自己判断をせずに専門家の意見を仰ぐことも大切です。
肌のトラブルが深刻な場合は、病院を受診して早めの対処を心掛けましょう。
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